日記

7時半、息子がわあわあ騒ぐので目が覚める。本当は9時まで寝ていたかったけど、その後眠れず、ケータイをさわったり。9時に起きて朝食。今日は息子に卵を食べさせてみる。2週間ほど前にあげたら、たくさん吐いてしまったのだ。病院に行ったけど、アレルギーなのか加熱が足りなかったのか風邪なのかわからないと言われたので、見極めるために再チャレンジ。私はトーストに昨日買った塩麹メープルシロップを混ぜたやつをぬってみた。あまじょっぱくておいしい。

午前中は息子が吐かないか様子をみつつ、家事。2時間たっても吐かなかったので、一応大丈夫でしょう。午後はどこかに行こうという話になる。いつもはだいたいショッピングモールに行くのだけど、ちょっと飽きてきたし、私も夫さんも大きな本屋に行きたい気分なので、ちょっと冒険して渋谷まで出ることにする。

電車での30分は、最後5分くらいちょっと騒いだけど概ね大人しくしていた。えらい。ついてからお昼ごはん。コンコンブルというフランス料理屋さんに行く。私は鴨のコンフィ、夫さんは子羊のクリーム煮にした。どちらもとてもおいしくて、夫さんもびっくりしている。私は一度だけ来たことがあるけど、現地の味っぽくてとても好きなのだ。メインに、パン、サラダ、スープ、デザート、コーヒーか紅茶がついて、1000円。(鴨は2000円)デザートも洋酒のようなシロップがかかっててとてもおいしい。息子はベビーカーで寝ていた。

宮益坂をてくてく歩いて表参道の方へ。この道もちょっと前までさんざん遊びにきていたのに、ほぼ1年ぶりだ。ファーマーズマーケットを冷やかして、青山ブックセンターへ。久しぶりの大きい本屋、なんだか圧倒されてしまう。全部ほしいような気もするし、ほしくないような気もする。近所の小さい本屋さんには毎週行ってるけども、なんというかレベルが全然ちがう。1年ものあいだ、こんなにおもしろい本たちが出ていたのに私はなんにも知らなかったんだな。これからは月1で大きい本屋にも行こう。最近、小説以外の本を読むのがなんとなく億劫になっていた。それはどういう文脈でどういうテーマがきているのか、みたいなことがわからないからではないかと思う。俯瞰しないと興味をもつとっかかりがつかめない。そして多分、小説ばかり読んでいるとどんどん置いてきぼりになっていってしまう。そしていろんなことに興味がもてなくなっていく。つまらない人生になってしまう。そんなことを思ったりした。(もちろん小説を読むのは大好きなんだけど)2週間後に窪美澄さんと植本一子さんの対談があるようなので、それも行くことにする。息子と2人で家にずっといるのは全然平気だけども、それで興味のあることにぱっと手が出せなくなるのはよくないように思う。そんなことを夫さんに話したら、それは行って来た方がいい、私のためにも、息子のためにもなる、と留守番を快諾してくれた。

小一時間ほどうろちょろして、私は3冊、夫さんは2冊買った。本当は何時間でもいられそうな気分だったけど、まだ用事があるので。いったん別れて、夫さんは息子をつれてお気に入りの店に、私はスパイラルマーケットに行って、買い物。ここにくるのも久しぶりだ。

合流して、キャットストリート界隈をうろちょろ。夫さんの通勤リュックを探すもいいのが見つからない。これはどうだろうと言われたのは、悪くないけどイオンで売ってそうなのと紙一重という感じだった。疲れたのでカフェに入って休憩。薄暗い感じのおしゃれなカフェで、息子を連れて入っても大丈夫なのかと心配したが、店員さんは意外と気さくな感じ。ニコニコと迎えてくれた。ホールの外国人の男の子が息子を見て「カワイイデスネ」と行ってくれた。ケーキを食べてしばしまったりする。息子はここでもずっと大人しくしていて、会計のときに店員さんにびっくりされた。今日、ほとんどぐずっていない。

いい時間になったので、帰宅。渋谷なんて授乳室もおむつを替えるところもよくわからないので億劫だと思っていたけど、意外といけるんだな。夫さんも、ショッピングモールより楽しいとのこと。なんというか、意識していなかったけど、自分はずいぶんこもりきりになっていたようだ。もう少しいろんなところに足をのばしてみようと思う。